すきっ歯(空隙歯列)
一般的には「すきっ歯」と呼ばれ、歯と歯の間に隙間がある歯並びです。すきっ歯になる原因は患者様によって異なるため、精密検査を行い、原因に合わせた治療をご提案いたします。基本的には、矯正装置を付けて隙間を閉じていく治療を行います。
すきっ歯になる原因
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原因.1上唇小帯の位置異常
上の前歯の真ん中に隙間があることを「正中離開」といい、上唇小帯(上唇の内側のすじ)が付着している位置が悪いと隙間ができてしまうことがあります。
治療方法
上唇小帯による正中離開がみられる場合でも、成長と共に上唇小帯の位置が変化することで、自然に隙間が閉じていくケースもあります。しかし、自然治癒が難しい場合には、上唇小帯を少し切除し、矯正装置を付けて隙間を閉じる治療を行います。
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原因.2矮小歯(わいしょうし)
標準的な歯のサイズに比べて、小さい歯を「矮小歯」といいます。それにより、歯と歯の間に隙間ができ、すきっ歯になることがあります。
治療方法
治療方法は大きく分けて2つあります。1つは、樹脂を盛り足したり、被せ物をすることで歯の大きさを補う方法です。もう1つは、歯の大きさを変えずに矯正装置を付けて隙間を閉じていく方法です。治療方法は、歯の大きさや咬み合わせの状態を考慮してご提案いたします。
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原因.3舌の癖
日常的に舌で歯を押してしまうような癖や、食べ物や飲み物を飲み込むときに舌を前に出して飲み込むような癖がある場合、舌の力によって歯と歯の間に隙間ができてしまうことがあります。
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原因.4先天性欠損や埋伏歯
生まれつき歯がない先天性欠損や、歯が歯ぐきや骨に埋まってしまい生えてこない埋伏歯の状態の場合、歯が無い部分に隙間ができてしまいます。
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原因.5過剰歯
永久歯の本数は正常な場合、親知らずを含めると全部で32本あり、それよりも多くの歯がある状態を過剰歯といいます。上の前歯の真ん中に過剰歯が埋まっていると、前歯の真ん中に隙間ができる原因となります。
治療方法
まずはレントゲンを撮影を行い、過剰歯の有無を確認します。過剰歯がある場合、隙間ができてしまうだけでなく、前歯の根っこに悪い影響を与えてしまうこともあるため、口腔外科にて抜歯していただきます。
治療しないことによる影響
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周囲の歯の移動
歯は隙間があるところに移動したり、傾いていく傾向があります。隙間がある状態が長く続くと、歯並びや咬み合わせが変化していきます。
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虫歯や歯周病の原因
歯と歯の間に隙間があると、食べ物が挟まりやすく磨き残しにもなりやすいため、虫歯や歯周病の原因になることがあります。
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発音問題
歯と歯の間の隙間が大きい場合には、発音時に空気が漏れてしまうことで、発音がしにくくなることがあります。