受け口(下顎前突)
受け口は、下の歯が前に出て、通常の咬み合わせとは逆に咬み合わせてしまっている状態です。そのため、歯科では「反対咬合」といいます。受け口になる原因は様々で、患者様によって異なるため、精密検査を行い、原因に合わせた治療計画をご提案します。
受け口になる原因
- 原因.1下の歯の傾斜角度
- 原因.2後天的な問題
(舌の癖などの悪習慣) - 原因.3骨格(下あご)が前にずれている
- 原因.4下あごが大きい
- 原因.5アデノイド・扁桃腺肥大
- 原因.6舌小帯(舌の裏のひだ)が短い
治療によるメリット
Merit
メリット
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01
顔貌の印象の変化
受け口の場合、下あごが前に出ている印象になります。一般的には、鼻と顎の出ているところを結んだライン(エステティックライン)の内側に口元が少し入っているのが、美しい横顔のラインとされています。受け口が改善することで、横顔の印象は大きく変化します。
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02
発音しやすくなる
受け口の場合、下の歯が上の歯よりも前に出ているため、「サシスセソ」を発音すると舌足らずな発音になることがあります。また、受け口の方は、舌の癖や位置異常を伴う場合が多いことも不明瞭な発音に繋がっています。歯並び・咬み合わせと舌の癖を改善することで、発音しやすくなります。
どのように治療するの?
治療方法は、歯並びや咬み合わせの状態によって異なります。下記の説明内容は、ケースによって異なる場合があるため、参考程度にご覧ください。
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骨格の問題に対する治療
骨格の問題に対する治療
骨格(下あご)が基準値から大きくずれている場合、矯正治療だけでは改善できない場合があります。そのような場合には、外科手術を併用することで、骨格性の問題を改善する必要があります。
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歯並び・咬み合わせに対する治療
受け口は、下の奥歯が前にずれていることや前歯の傾斜角度などの原因が考えられます。このように、骨格の問題ではなく、歯の問題に対する治療方法は原因によって異なります。ワイヤー(針金)によって歯の傾斜角度をコントロールしたり、歯科矯正用アンカースクリューの使用や上下の歯にゴムをかけていただくことで奥歯の咬み合わせを改善したり、治療方法は様々です。精密検査を行い、検査結果をもとにどのような治療を行っていくかをご説明いたします。
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舌の癖に対する治療
舌の癖に対する治療
舌の癖が原因で受け口になった場合、舌を正しい位置に改善し、正しく機能させる必要があります。舌の癖があると、通常に比べて矯正治療がスムーズに進行しにくかったり、矯正後に後戻りしやすくなります。舌のトレーニング(口腔筋機能療法)を行うことで、それらを改善し、後戻りを予防していきます。